紅茶の幸福

お茶が大好きで、特に紅茶は毎日飲んでいる。

あったかいミルクティーを飲まないと朝が始まった気がしない。もう何年もそうだ。

特に濃い紅茶に牛乳を注いで飲むのが一番好き。お砂糖は入れないけど、たまにはちみつをたらす。

ストレートだと苦い、と感じるくらいの濃さでも、牛乳とともに飲むとちょうどいい。紅茶には昔から牛乳を入れて飲んでいるけれど、たまにお店(喫茶店ではなくパン屋さんだったり、ファストフード店だったり、紅茶を飲ませるのがメインでないお店)で紅茶を頼むと、コーヒーフレッシュが渡される。あれはすごく悲しい。コーヒーと違ってさらっとした紅茶に合うのは、同じくさらっとした牛乳だと思う。生クリームに近いミルクも、クリーミーすぎて私は少し苦手だ。

ちなみにコーヒーもあまり好みではない。口の中に苦みというか、ざらっとした感覚が残って、すぐに別のさらっとした飲み物(主にお水)が飲みたくなるから。それに1日に2杯以上飲んだら気分がすぐれなくなってしまう。匂いは大好きなんだけど。

蒸気でろ過する種類のコーヒーは比較的軽めの舌触りで、はじめてイタリアで飲んだときにはびっくりした。もう1杯飲める、と思った。(実際もう1杯飲んでも大丈夫だった。)

 

紅茶に戻る。ミルクティー合うといわれるアッサムももちろん好きだけど、アイリッシュブレックファーストが実は一番好みかもしれない。イングリッシュブレックファーストがすごく有名で、それに似た名前だけど何か違うのかしら、と思ったのが初めての出会い。アメリカのスーパーマーケットで。

飲んでみてすごくうれしくなった。コクがあるのにさらっとしている。好み!!

そのあと日本で探したけれど、あんまり置いてないなぁ、と感じた。もっと真剣に探したらみつかるんだろうけど。

だから久しぶりに(5年ぶり!)ふと見かけたときにはすごくうれしくなって、100バッグ入りの大きなものしかなかったけれど、すぐに買って飲んだ。幸せな気持ちになった。

紅茶は名前も好き。「フェイマス エディンバラ」や「プリンス オブ ウェールズ」、聞いているだけでわくわくしてしまう。

スリランカの紅茶の名称の土地に行くと、それだけで顔がにやける。あぁ、この土地で育った紅茶なのね、とにこにこしてしまう。スリランカからの旅行の帰りには、1年以上もつんじゃないの、というほど紅茶を買って帰った。すごく満たされた気持ちになったのを覚えている。本場のミルクティーはミルクが日本のものと違っていて、それもすごくおいしかった。

 

すごく気分のふさいでいるときも、寒くて元気の出ない日も、紅茶を飲むと幸せな気持ちになる。熱い真夏であっても、あったかい紅茶を飲むのが私は好きだ。