2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

読書感想文④ 美味礼賛

『美味礼賛』 海老沢泰久 名前だけ聞いたことあるなーとずっと思っていた本。Kindle Unlimitedで入手できたのでこれを機に読んでみた。 まず驚いたのが、地元近くの辻調理師専門学校を本格的に立ち上げた辻静雄の半生を描くものだったということ。思っていた…

忘れてない、ということ

少しへこんでしまっている時期、というのが誰にでもあると思う。基本的に能天気に生きているあたしも、数か月に一度、自分ってちっぽけ、とか、なんかパワフルになれない、と思うことがある。 ちょうどここのところがそんな時期で、少し元気がない状態だった…

読書感想文③ 武士道

『武士道』 新渡戸稲造(訳:奈良本辰也) これは前職でお世話になった方から、退職時にいただいたもの。噂に聞いたことはあったけれども読むのは初めてだった武士道。 まず感じたのは、武士道精神の発展した頃の日本人というのは「名誉を大切にする」=「恥…

自分に染み込むということ

久方ぶりにシティをお散歩。ランニングはしてたけど、お散歩するのは2週間以上ぶりな気がする。 走るのと違って、歩くということは物を考えたり何かを発見するのにぴったりで、細かい部分を見ることで町が自分に染み込んでくる感覚になる。私はこの「自分に染…

読書感想文② Cuckoo

『THE CUCKOO'S CALLING』 Robert Galbraithこれも借りた本。ロンドンが舞台の探偵小説で、作者のRobert GalbraithというのはJ.K. Rowlingのペンネーム。 ひとつ前に読んだNishino~に比べると、文体とか単語が「生粋のネイティブスピーディーが書いてるって…